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八重山黒檀の粗切り

今工房にある八重山黒木の原木を粗切りしました。

 

この状態にしてまたしばらく寝かせます。少しづつ状態を見ながら手を加えていきます。

これだけ芯が大きいと、歪みにくいですが、やはり木は生き物です。特に黒木はシラタと芯の収縮率が違うため反り出すとびっくりするぐらい暴れん坊になります。

特にこの一番右や右から3番目のような

ウズラ模様が楽しめるのが八重山黒木の特徴でもあります。

でも右から2番目の様な真っ黒な芯もやはり絶大な人気があります。

 

生きているといえば、以前、完全に乾燥させて漆を塗って仕上げた八重山黒木の三線、1年近くたったある日、ふとその飾っていた三線をみたら、乳袋の辺りに小さい穴が!!

 

そう、木の中で虫が孵化して木から飛び出していったんでしょう。もうびっくりです。

何年もたっていて、しっかり仕上げてからさらに時間が経っているというのに。

これがお客様の三線でなくて本当によかったです。

でもこんなこともあるのです。

本当に木は生き物なのだと痛感しました。

 

皆さんの持っている三線もまだまだ生きています。

息をしていますよ。

大切に大切に使ってあげて下さい。(^^)


今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございまいました。

八重山(やいま)三線工房 新城 (*^-^*)