· 

島材三線について

今手掛けられる状態の八重山黒木がなく、三線製作が滞っておりましたが、その代わり、他の島材を入手できる機会がありまして。

そのうちの一つ、ハマシタン、原木。

棹に出来る丁度いい具合に乾燥しているものと、

庭木のハマシタン、入手することが出来ました。

こちらは充分に乾燥されたハマシタン原木。

ハマシタンといえば、盆栽では有名な木ですが、

実は成長が大変遅く、三線になるほどの大きさになるには

数百年かかるそうです。

黒木とは比にならないほど成長が遅いそうで

その意味では黒木より希少価値が高いといえる

原木です。また音も高音で格別いいそうです。確かに叩いてみるとドンドンと原木に鳴り響きが伝わります。

そんな中、最近購入に至った庭木のハマシタン。とても立派でこんなに大きく成長しているハマシタンは本当に珍しいそうです。

大変希少価値の高い原木、こんな原木は二度と手に入らないのではないでしょうか。

そしてハマシタンは黒木のように10年近く乾燥させなくても2年程度で充分乾燥するそうです。

ですので、三線になる日もそんな先ではないという点でもとても優れた原木です。ゆっくり成長するので、成長過程でしっかり身が締まるという特徴をもつハマシタンは、黒木以上に堅いらしく、三線を作る側としては本当にのどから手が出るほど欲しくなる原木といえます。

もう一つご紹介はフクギです。

これは種類にもよりますが、切り出すとこんなに黄色くなります。これは漆を塗ると黄色でとても綺麗なんだそうです。

珍しい三線になる事間違いなしです。

三月末に庭木の黒木を入手し、ハマシタンの原木と一緒に皮をむいて保存します。

成長が遅いハマシタンは皮も厚く1~1.5センチ程あったそうです。そしてこのハマシタンは堅い木なのにひび割れもほとんどないそうです。すごいですね。成長が遅いから三線として出回らないだけで、木の本質は三線に一番向いているのではないでしょうか。同時期に入手した黒木は三線になるまで10年程要しますが、ハマシタンは2年程度。黒木以上に入手困難で希少価値があると言われるハマシタン、出来上がりが楽しみですね。


今日も最後までお読みいただき、

誠にありがとうございました。

 

八重山三線工房

新城