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オリジナル三線用爪の話

八重山(やいま)三線工房オリジナル、カンムリ鷲の爪をイメージした三線用爪

形は案外早く出来るのですが、磨くのが一苦労なんです。

ちなみに以前お客様に『カンムリ鷲の爪見た事あるんですか?』と聞かれました。

 

・・・もちろん見た事ありません。あくまでも『イメージ』です。(笑)

 

そんな爪のオーダーが入ったので早速形をつくり、磨きに入ります。

右は少し磨き始めたところ。左がちょっと先に進んだ状態。

と言っても左の方がガサガサしてますよね。

側面の深い傷を削っているのです。

側面、透明だけれど、傷があるのがわかると思います。

折角面が透明なのにこの傷があってはダメなのです。

右は目の細かいサンドペーパーでやすった状態です。

更に細かいサンドペーパーでやすった後です。

でもまだ深い傷があるので、もう一度一歩前のサンドペーパーでヤスリ直しです。

こうして、進んでは戻っての繰り返しが結構あります。透明にするために欠かせない工程です。

ここから先はサンドペーパーではなく、マル秘グッズを使って透明度をアップさせていきます。

真ん中がマル秘工程2番目位。

一番左位の透明度を目指します。

真ん中が最終形まで近づきました。

マル秘工程最後、直前です。

完成です。

今回は2つオーダーでした。

一番右と真ん中、2つお客様へお渡しします。

 

それぞれ左から約6cm、約7cm、約8cm となります。

古典などゆっくりした曲を弾かれる方は大き目の方が音がしっかりと響いてお勧めです。

早弾きや民謡、手の小さい女性などは小さくてもいいと思いますが、

ご自身の三線のタイプによって爪も形や材質、大きさなど色々使い分けるのもいいかと思います。

そして、当工房オリジナル、カンムリ鷲の爪をイメージした三線用爪を使われるのであれば、

この形が活かせる大き目がやはりお勧めです。

 

気になった方はこちらのリンクから→三線バチオーダー製作

 

今回ご紹介したように、しっかり磨いてお客様にお届けいたします(^^)

 


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

八重山(やいま)三線工房 新城 m(__)m