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八重山三線工房主力選手

主力選手【1】八重山ゆし木

ゆし木です。色を見ると濃茶なのがわかります。

これだけ濃いと本当に密度が高くそして、とても重いです。

 

この密度の高さが音が響く要因です。

 

八重山黒木の芯も本当に密度が高く堅いのですが、その堅さゆえ、ヒビが入りやすく、場合によっては音にとても影響を与えるほどのダメージを受けます。

でも当工房の八重山ゆし木は古民家から出てきた物。ゆうに70年以上かけてゆっくり乾燥されているので、保存状態の悪い八重山黒檀と比べ、致命的な程深いヒビはほぼありません。

そして、その切断面はガラスのようにツルツルしています。

そのため、安定的によく響く三線が出来上がります。

密度が高い分、しっかりと優しく、とこまでも鳴り響く三線になるのです。

この八重山ゆし木の音を聞くと皆さん本当に驚かれます。

きっと本島のやんばるゆし木などを想像されているからでしょうか。

でも、木の色を見ても、その密度の高さがわかると思います。

そして実際持ってみればその重さにも驚きます。

 

当工房にある八重山ゆし木は本当に希少で貴重な島材なのです。(^^)

このゆし木の商品で八重山の民謡『赤馬節』の出だしを試し弾きしました。

動画で分かるかどうか、ですが、聞いてみて下さい。

商品はこちらです→『八重山黒ゆし木真壁型(龍)三線』

主力選手【2】八重山黒木

八重山黒木、この島材を知らない方はいないはずです。一番の人気ものですよね。その黒木がを最近入手致しました。

石垣島は、自分で黒木を確保、保管している方が結構いらっしゃいます。これを持って来られた方もそのうちのお一人。

 

そして更に、庭にある黒木で自分用に三線一丁作ってくれと。

芯の大きさはこんな感じ。7cmに9cm、ヒビも少ないし、上等な棹が取れる感じです。

とは言え、これから皮を剥いて、乾燥を重ねるため

削り始めるのは何年先になりますかね。

 

でも、この原木からどんな子が産まれるか、今からとても楽しみです。(^^)


今回も最後までお読み頂き

ありがとうございました。m(__)m

 

八重山(やいま)三線工房 新城